保護者の役割

教育とは、学校と家庭の協力した努力の成果の上で成り立っているという考えのもと、 KIST は創立されています。 本校は、良い学校とは、学業が優れているだけではなく、温かくて、気遣いのある雰囲気があり、学校と家庭間の親睦が深くて、信頼関 係のあることだと考えています。この関係は、ご家庭において保護者の皆さまが学校での学びをサポートしてくださることと、本校における教育プログラムをサ ポートする機関に保護者の皆様が関わってくださることで成り立っています。保護者の皆さまが積極的にお子様の教育や学校行事にかかわることは、お子様が学 校において PYP: アクションの要素、 MYP: コミュニティーとサービス、 DP: コミュニティー、サービス、アクションに関わる上での素晴らしい見本となります。 KIST は、保護者のサポートに強い信頼感を持っています。どの学年においても、保護者の皆さまがお子様の教育に深く関わってくださることを期待しています。お子 様の学年が上がるにつれて、様々な理由から保護者の方がお子様の教育に重点的に取り組む時間は減る傾向にあります。年齢が上がるにつれ、お子様は十分な能 力を発達させ、自立して役目を果たすことができるようになるのかもしれません。これはある範囲においては事実かもしれません。しかしながら、セカンダリー スクール入学後も、お子様が大人になっていく過程で、保護者の関わりは不可欠です。加えて、 DP においては、学力面での要求が高まることから、 G11 と G12 において保護者の方のサポートは特に重要になります。保護者の皆さまには以下のような点から、お子様の学校生活を支えていただきたいと思います。

  • お子様が毎日、必要な教科書と学用品を持っていること。
  • 1 日の終わりに、お子様に質問をすることで、興味を示し、学校で何をやっているのか知ること。
  • 家庭での話し合いを促進すること。
  • 宿題と勉強する習慣を見守ること。
  • 家庭において勉強する環境を整えること。 ( インターネットとメールの機能を備えたパソコンとプリンタの使用を含む )
  • テレビを見る時間や、コンピュータゲームをする時間、オンラインで友達と話す時間などに制限を設けること。
  • 日常的に、先生からのメッセージや、学校からの連絡をチェックすること。
  • 学校のインフォメーションやカリキュラム説明に関するイベントに参加すること。
  • 学校の遠足に参加すること。
  • 学校のニュースレターを読むこと。
  • 日常的に先生と連絡を取り合い、質問をすること。
  • スクールサポートプログラムの一環であるデューティー・デイを終えること。
  • その他の学校行事でボランティアを行うこと。
  • ミーティングやイベントに参加することで、フレンズ・オブ・ KIST に積極的に関わること。
  • 毎年恒例のスクール・フェスティバルを含む学校行事を運営し、補助し、参加すること。
  • お子様の成長をチェックするため、保護者、教師、生徒の面接に参加すること。
  • 生徒のアセスメントサークルの一環である生徒主導の会議に参加すること。
  • 学級のペアレント・オーガナイザーになり、教師が学級の行事の準備をする手助けをすること。

子どもたちに将来の目標があり、それに向かって何をしたら良いか理解するために、多くの保護者の皆さまが自分の仕事を持っていて、個人的な義務を持ってい ることを良いことだと認識しております。しかしながら、これからも引き続きすべての学年において、お子様を助けるためにご家庭の皆さまの手を貸していただ ければと思っております。